職場の暴力行為で退職に追い込まれました。慰謝料を請求したいのですが。


職場の同僚や上司との個人的なトラブルによる暴力の場合、同僚や上司に対して、その暴力(不法行為)による治療費や精神的な苦痛に伴う慰謝料が請求できるのは当然ですが、問題となるのはその暴力行為とあなたが退職したこととの関係です。その暴力行為によって、またはその暴力行為による人間関係の悪化により、今後あなたが会社に居続けることが困難であると考えられるものであれば、退職したことよる経済的・精神的慰謝料も加算して請求することもできるでしょう。

さらに会社への慰謝料の請求が可能かどうかという点ですが、一般的には私人間のトラブルによる暴力行為よって生じた損害を会社へ請求することは困難です。しかし、その同僚や上司が職場において日常的に暴力を振るっていたような場合に、それを会社が知っていた、または当然知りうるような状態であったならば、会社はその同僚や上司に対してそのような行為を止めるよう指導・監督すべき義務を怠った過失がありますので、会社に対しても慰謝料を請求することができるでしょう。また、同僚や上司に対する処分など会社の対応もあなたが退職せざるを得なかった事との関係から、十分に考慮すべきものです。

以上の話は、あなたに落ち度が全くない場合を想定しています。もし、あなたの言動にも問題があったような場合、相手方は当然あなたの落ち度を主張してきます。いずれにせよ、難しい問題をはらんでいますので、あなたにとって有利なことも不利なこともすべてを洗い出して、司法書士など法律専門家にご相談下さい。

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